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上海出産体験記

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妊娠編

00.5.03

病院選び
検診内容

赤ちゃんグッズの準備
検診費用

**病院選び**

妊娠が解ってから上海で産むということに決意した私達の始めの作業は病院選び。当初は主人の両親が選んでくれた家から一番近い婦人科専用病院で、ということで話しが進んでいたのですが中国の医療事情についてインターネットで調べていくうちに外国人専用の病院で出産するほうが安全だと言う事がわかってきました。上海に主人の両親以外に知り合いのいなかった私はとにかくインターネットで調べれるだけ情報を集めました。言葉の問題もあったので最終的に上海に住んでいる大多数の日本人が利用しているという国際和平婦幼保健院に決めました。その他にも上海には華東病院、中山病院、検診だけなら逸仙会病院など有名な病院はあったのですが病院選びをしていた当時は国際和平婦幼保健院の情報が一番多かったように覚えています。




**検診内容**

私の場合は6ヶ月後半の時から中国で検診を受けました。7ヶ月めまでは月一回の診察。8ヶ月、9ヶ月めからは2週間毎の検査。10ヶ月めは週に1回。検査内容は、尿検査、体重測定、血圧測定、心音、子宮底、腹囲測定、浮腫検査、問診、必要に応じて超音波診断。7ヶ月めに血液検査を1回。10ヶ月めには胎児の動きを測定する検査(NST)を2回しました。基本的には検査内容は日本と同じです。あと特に異常がなっかからなのか内診が一度も無かったので不思議に思いました。検診は完全予約制で一人あたり30分時間を割いてくれてましたので落ち着いて受ける事が出来ました。日本の母子手帳を持参すれば毎回丁寧に記入してもらえます。また日本のように母親学級や母乳指導などは産院では行っていないので自分で妊娠出産関係の本を読みあさるか出産経験者に聞くしかないです。





**赤ちゃんグッズの準備**

ほとんどの物が現地で入手できます。日本製にこだわるのならISETANやヤオハンその他有名デパートに行けばピジョン、コンビなどのこまごましたもの、またアップリカのベビーカー用品などもすぐ目に付きます。ただし、日本からの輸入物になるとちょっとお値段が高いです。もちろんローカルの商品も専門店には置いて有りまずが品質の面で日本製には劣る物が多いので厳選する必要があります。おむつカバーも良いものは見つかりにくいです。
衣類関連の私のお勧めはデパートなどで買わずにベビー服屋サンがいっぱい並んでいる龍門路なんかで値切りながら揃えていくのが楽しいです。日本のメーカーの中国工場で作らせた流れ物が安値で手に入る事があります。でも中国語があまりできないと値段をぼられますので値切ると言葉を覚えてから行ったほうがいいです。
以外と見つからないのが妊婦グッズ。マタニティ下着は日本の様にたまごママ専用のものがなかなか探し当てれないみたいで苦労している人がおおいそうです。私は幸い日本で揃えていたのでよかったんですが、無ければ大きめのサイズで代用してもいいと思います。あと妊娠線を予防する専用マッサージクリームなどもこっちでは目に付きませんでした。





**検診費用**

外国人専用の窓口で検診して貰っているので当然ローカルの約10倍の費用がかかります。その10倍の値段の差は何?雰囲気料?というのも、検診内容はローカルも外国人も大差が無い。違うとしたら外国人はプライベートを確保してもらえるという点と待ち時間が無いという点だろうか。ローカルの診察は産婦人科以外の科しか経験した事が無いが、とにかく診察してもらってる人の横でズラ―ッと後の人が並んで医師と患者の話し聞いてるわ、話しに割り込んでくるわ、勝手にカルテは見られるわ、で全くプライベートは無いと考えていい。恐らく産婦人科も同じだろう。聞いた話しだが下半身を剥き出しにした妊婦達がカルテを持って診察室内をうろうろしているという。ありえそうな話しだ。
外国人の診察の具体的な費用ははというと初診の費用は約950元。以後は普通の検診内容の日なら200元前後。超音波などをすると3〜400元。血液検査が1700元と予想以上に高額でした。
外国人を受け入れているどの病院にも共通していえることなのですが、こちらの病院の体質で外国人からはお金をぼるという傾向があります。すでにローカルの10倍の診察費用を設定しているのにさらにぼります。
必要以上の検査を無理に受けるように薦められたりすることもあるので、明かに以前行った検査であったり、日本の病院などで結果を貰っているような血液検査などは本当に必要な検査なのかと一度主張してみたほうがいいです。
私は9ヶ月の時に一度「臍血なんとか検査機」というようなモニターをお腹に2分ほど当てられて数値を測定する検査をされました。この検査の結果が正常なのは教えてくれたけどなにがどう正常なのか説明が全くなかったのです。費用もいつもの3倍でした。後から「新しい機械が入ったからお金を持っていそうな外国人で試してみよう」という動機で検査し法外な値段を請求することがしばしばある、と聞き「やっぱりやられた…」と肩を落とした私。主人はこの国で外国人専用の病院にかかるときには「安心料」を支払っているんだと思えば
いい、と言いますがやっぱり納得のいかない私はケチなんでしょうか…





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