2000年5月13日:



手続きにまつわる話し:婚姻届編

 
 
 国際結婚!と、ということでどういう手続きをしたらいいのか知らないまま手探りで進めた婚姻手続き。なんだかちょっとヤバイ事になっちゃってる?(T_T)



私達夫婦はなんでも跛行婚(はこうこん)という婚姻状態だそうです。
聞いた事もない言葉ですが簡単に言うと「法律的に日本では夫婦なのですが、中国では夫婦ではない。」ということで、夫婦仲良く暮らしているときはとくに問題になりませんが、婚姻関係が破綻した場合などは、きわめて深刻な事態となる可能性があります。

なぜこういう婚姻状態なのか・・・・・それは然るべき手続きの順番を誤ったから。

中国人との結婚手続きというのはまず中国の法律で行わないといけないのです。つまり先に中国において婚姻を成立させてから日本に報告的届出をする。この順番で行えば中国の法律でも日本の法律でも正式な夫婦なのです。

///この中国の婚姻の手続きというのが聞いたところによると煩雑で、手続きが面倒くさくて、途中で何度もいやになるそうです。両者の健康診断が必須で、各種書類の準備等で時間もかかるみたいです。そしてめでたく結婚が成立すると一人一冊両者の写真付きの真っ赤な結婚証明書(手帳型)が手渡される・・・この結婚証明書が私達は無いのよね(^_^;)///

しかし私達の場合は日本にある中国領事館に結婚届を提出し、そのあと日本の役所に「婚姻届」と「婚姻証明書(婚姻要件具備証明書)」を提出した(この方法を創設的に婚姻手続と言う)為、中国当局にはまだ二人は夫婦として認められていないそうなのです。
(この手続きの手順は夫が大阪の中国領事館に日本人と結婚する手続きを聞きに行き
教えてもらった手順通りにしたものだった。)日本において婚姻しようとする場合は、日本法が適用されるので、本来は日本で創設的に婚姻手続(外交婚)をしても何ら問題ないはずだったのですが今のところ中国側には登記してもらえてないということになります。

この事実を知ったのは結婚から半年ほど経ってからでした。中国人と結婚している人は紅い写真付きの結婚証明書を持っているらしいということは聞いたことがあったので、中国領事館に書類を提出(写真を添付して)したあとそれらしい物を頂けなかったのでおかしいなっっとは思っていたのですが。。。

詳しい事は解りませんが、日本で婚姻の創設的届出をした後に、中国へ報告的届出をトライした方はほとんどが受け取りを拒否されているようです。
「わが国が日本国の戸籍法に従う理由はない」という姿勢とのことです。

私達夫婦は本当に登記されていないのかどうか実はまだ調べていないのですが(というかどうやって調べるのか知らない)実際生活している上では全く不便が無いのです。
私のビザの取得や延長にしても日本の戸籍謄本一枚で簡単に受理してますし更に不可解な事に最近書換えした夫の戸口薄(日本の戸籍のようなもの)の婚姻状態の欄には私の名前がばっちり刻まれて婚姻している状態のようです。

去年領事館で聞いた話しでは、私が行った手順で結婚手続きをしているカップルが一日に平均6組、多い日では20組もいる、とおっしゃってました。この人達がすべて跛行婚であればものすごい数ですよね。
中国側が報告的届出を受付けてくれさえすれば、すべて解決するように思えるのですが今のところ「コネ」で解決した人がいる!というウワサを聞くだけです。

近年日本人と中国人のカップルだけでなくいわゆる国際結婚をする人々が増えるなか
実情に合わせてなんとか柔軟に対応してくれないかな・・・・

 




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