マリさん北京出産体験記
02.06.23
北京で無痛分娩をされたお友達・マリさんの出産体験記!!
(マリさんの原文を元にjinjingが編集しました)
病院選び
検診内容
赤ちゃんグッズの準備
検診費用
出産(分娩)体験
入院生活
その他
**病院選び** 現在外国人外来で出産できる病院は、北京ユナイテッドファミリー病院、中日友好病院、協和病院とがあります。北京ユナイテッドファミリー病院は、設備ともに日本の病院なみにそろっているそうです。しかし費用がとても高く、出産費用が日本円で60万程!!するそうです。 | |
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**検診内容** 私は妊娠6ヶ月目に北京に来ました。日本ではある程度の血液検査などを済ませてましたが、中国では不十分ということで、再度詳しい検査をさせられました。 日本では毎回内診検査をおこなっていましたが、中日友好病院ではその時一度だけ。 定期検査は日本と同じく、6ヶ月までは4週に一回、7ヶ月〜9ヶ月までは2週に一回、10ヶ月以降は週に一回行われます。毎回体重測定、子宮底・腹囲測定、血圧測定、胎児の心音検査が行われます。超音波は私は3回ほど行いました。超音波検査はしすぎると胎児に悪影響があるそうです。 日本と違う検査といえば、「胎児検査」があります。 これは妊娠初期にしか検査できないそうで、私はすでにその期間を過ぎていたのでしていません。中国人は一人っ子なので、問題があればおろす人もいるそうです。 また日本ではあまり行われていない検査で、「血液型不適合検査」があります。 これは父親がA型、B型、AB型のいずれかで、母親がO型の時に行われる検査。 子供が母親と同じ血液型なら問題はないのですが、父親の血液型になってしまった場合は、血液どうしがぶつかりあい、ひどい場合は小児麻痺になってしまうというものです。 私はO型で、旦那はA型だったのですが、日本人は普通は受けないということで、私も受けませんでした。しかし、生まれてから後悔。。。子供は旦那の血液型で、黄疸が強く出てしまったため、生まれて2日目には新生児室に一週間入院させらてしまったのです。 |
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**赤ちゃんグッズの準備** 赤ちゃんグッズはお金を出せば、北京ではほとんどの物が揃います。 私が日本から持って来たほうが良いと思うものは、 @ オムツカバー ※通気性、耐久性とともに日本の物はとても優れています A 化粧水タイプのローション ※現在北京では売っていません。北京はとても乾燥しているので、重宝すると思います。 B 粉末タイプの果汁やスープ ※現在北京には売っていません。離乳食の時小分けで使えるのでとても便利! C 適温シール ※日本の赤ちゃん本舗に売っています。哺乳瓶にマジックテープで付けると、適温かどうかが表 示されます。私の旦那が関心した一品。 |
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**検診費用** 毎回診察料は65元もします(もちろん中国人の10倍)。先生はレベルの高い主任医生です。 毎回の尿検査は40元、普通の検診でだいたい100元ほどします。超音波検査をするとプラス300元。詳しい検査は数千元もします。 しかしなるべく節約したい私達は先生にお願いし、尿検査は毎回中国人のところでしていました。 中国人のところでは尿検査5元。でもひとつ問題が。。。外国人窓口での尿検査はひっかかったことがないのに、いつも中国人のところでは毎回ひっかかってしまうのです。 旦那は見てしまったのです。。。中国人のところの尿検査はすごく適当なところを。。。 じゃぁ、私の尿検査の結果はいつも誰の尿だったのか。。。 |
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**出産(分娩)体験** 北京では出産予定日を一週間過ぎた時点で、入院させられます。まず過ぎた時点で、超音波検査で羊水と胎児の様子を検査。羊水と胎児の状況が悪ければ、すぐに帝王切開の手続きが行われます。 一日目: 私も予定日を一週間過ぎたので入院することに。しかし私の場合は一人部屋をとるため一週間すぎる一日前に入院。先生のコネで(もちろん贈り物しました、笑)たまたま入れましたが部屋確保は大変でした。次の日には陣痛促進剤か、陣痛促進効果がある油で炒めた卵を食べるかの処置が行われるとのことでした(自分で選択できます) その日はまた一通りの検査と超音波検査。終わると今度は先生に中国人の6人部屋に連れていかれ、内診(とは言っても、おしりの穴に指をいれられるのですが。。。)と胎児の心音検査が行われました。なんとその内診検査が行われた6人部屋はカーテンがないのです!私の哀れな姿は中国人のお母さん方に見られてたかも(恥ずかしい〜)! その日の夜は大雪で、滑る道路を旦那に手を引かれながら上海料理を食べにいき、そこで力を付ける為にすっぽんスープを飲みました。帰宅しようかと思ったけどタクシーがつかまらずそのまま病室へ。 2日目: 朝6時に目が覚め、トイレに行くとおしるしが。何度も何度もパンツに釘付け!! 眠がる旦那をむりやり起こし、急いで看護婦さんを呼んでもらう。昨日入院してて本当良かった!もし今ごろ家にいたら、大雪の為全然車が進まずきっと焦っていたと思う。 しばらくするとお姑さんも来てくれました。陣痛の期間もだんだん短くなり、ひゃーひゃー痛がる私に、精をつけるためと旦那がお昼ご飯を買ってきてくれたのですが、5分ごとにくる痛みにひゃ〜と言っては痛くない間にいそいでご飯をかきこみました。 昼の1時に分娩待機室に行くことになりました。中日友好病院は外国人窓口で診察を受けていても、実際出産する所は中国人と一緒。中国人との違いは、出産の時医師が立ち会ってくれることです。病室から分娩待機室までは少し距離があり。歩いていかなければならず、それがかなり辛かった。 分娩待機室の前で旦那とお姑さんとはお別れ。待機室には4つのベットがおかれていました。胎児の心音機がつけられ、部屋に入るとすぐに破水処理をされました。 陣痛の痛みもだんだん強くなり、うなりが悲鳴に。 旦那とお姑さんの送ってくれた食べ物を食べる余裕なんて全然なし。 私は昼間ということもあり、看護婦がずっと付き添ってくれましたが、となりで新聞を読んでたり、おしゃべりしたりであまり構ってはもらえませんでした。 それに食事時には部屋には誰もいなくなりましたしね(中国らしい・・・) しばらくすると看護婦さんが「ご主人が無痛分娩をするか聞いておられますが、どうされますか?」と聞いてきたんです。私はすかさず「お願いします!」と答えました。すると医師の服を着た旦那が現れました。「???ここは男子禁制では?」旦那は麻酔は命に関わることだからって、もう一度確認にきたらしい。 本当は絶対男子禁制のところですが、その時分娩待機室には私しかいなかったことと、 私が外国人であったことで許されたみたいです(もちろん付き添い不可)。 しばらくすると麻酔医師がきて、私の腕に点滴と背中にぶすりと麻酔が打たれました。 無痛といっても完全に痛みがなくなるのではなく、痛みを和らげるだけのものです。 その効果も一時間ほどしかなく、また陣痛の進行も遅れるみたいです。 麻酔医師は強い麻酔は打ってくれません。出産する時に力が入らなくなる為だそうです。 出産予定の16時を2時間ほど過ぎたころ、一人中国人妊婦が入ってきました。 分娩待機室は急に騒がしくなり、私のとなりにカーテンが引かれ、彼女は寝かされました。 するとなななんと、となりで堕胎手術が始まったのです。 彼女は妊娠していることに気づかず薬を飲んでしまい、子供が奇形になってしまったらしいんです。 中国は一人っ子。結局堕胎の決断をしたようでした。 中国では医師が家族に堕胎した胎児を見るかどうか聞いてくるらしいです。 (外で待っていた旦那が言ってました) となりですごい悲鳴が聞こえ、私の陣痛の痛みも加速。それにみんな彼女に構い、 私はほったらかし状態。(このことは旦那はすごく怒ってました)。 私はまた痛みに耐えられなくなり、3度目の麻酔をお願いすると医師にしかられてしましました。 「産む時に力が入らないって」。 助産婦はやっと私の存在に気が付き、検査の結果やっと分娩室に行くことになりました。 やっとの思いで分娩台に上がり、力むように言われるが、どのように力むのかがわからない。 助産婦に「排便のように力んで!」と言われ、ようやく要領がつかめ何度かりきむと、 おしりに麻酔が打たれ、会陰切開が行われると、するるーんと子供が誕生。 おぎゃーと大きな声。感動より安堵感の方が強かったです。 中日友好病院は家族が誕生を待つ椅子さえも用意されてなく、旦那と姑は外で7時間も立ちっぱなしだったそうです。 |
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**入院生活** 中日友好病院の個室は200元〜1,000元までのランクがあります。 自然分娩の場合、個室を確保するのは大変です。 私が入院した300元の部屋はトイレ、シャワー、冷蔵庫、テレビもついていました。 それに歯ブラシや石鹸などもついてます。 それに紙おむつもついてきます(たぶん入院費に入ってると思いますが)。 お湯も毎日変えてくれ、掃除も毎日してもらえます。 看護婦さんが子供のお風呂も入れてくれ、 私の産褥消毒もしてくれます(おしりの下に洗面器をおいて、消毒液をかけてくれます)。 食事は自分で買ってもいいし、国際医療部にあるレストランで頼むこともできます。 付き添いは24時間OKです。 子供の用品などは、持ち込んでもいいし、中日友好病院で購入してもOKです。 中国人の大部屋は6人部屋で一日30元ほどだそうです。 部屋はカーテンもなく、とても休める状況ではありません。 トイレとシャワーは公共です。 しかし個人部屋が空いてないと、外国人でも6人部屋に行くことになります。 付き添いは24時間OKです。 子供の用品などは、強制的に買わされるそうです。 出産費用ですが、私は7,000元と少しでした。 無痛費用は麻酔費180元(私は2回の麻酔)と麻酔医師の監護費150元です。 中国人の6人部屋だと出産費用も中国人料金が適用され、 2,000元ほどとかなり安くなります。 |
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**その他** 中国では父親の産休も認められていて、法律では15日間だそうです。 私の場合旦那は法律の15日間と有給15日間、計1ヶ月ほどの産休を取ってくれました。 |
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